網戸はサッシの室外側に組み込んで用いられる。かつて、日本の住宅等は木造で、窓枠も木で隙間が多かったため、
網戸で虫の侵入を防ごうという発想はなく、就寝時には虫除けのため蚊帳が使用されていました。
昭和の後期に、加工が容易で気密なアルミニウム合金製のサッシが住宅にも普及してきた結果、網戸の使用が一般化した。
網戸用の網として、耐久性が高いステンレス鋼が使用された例もありますが、現在、日本国内の網戸用の網の大半は耐候性ポリプロピレンを材質としており、
網を張る枠にはたいていアルミサッシが用いられています。最近では目を細かくして防虫効果を高めたハイメッシュが人気を集めています。
網戸を選ぶときは、色と網の目の大きさを意識して選ぶのが理想的です。
色はグレーが一般的ですが、黒は網戸を通して室内から外がキレイに見通せます。
外側が銀、内側が黒いコンビの網戸は、外からは中が見えず、内側からは外がきれいに見えます。
網の目の種類は20、24、26、30メッシュのものが多く、1メッシュは「1インチの間に何本の糸が入っているか」を示しています。
小さな虫が気になるところでは、メッシュの数字が大きいものを選ぶと良いでしょう。
メッシュ18
一般的な網戸網目の大きさ1.15mm
爽やかな風を取り込むことが出来るネットです。
メッシュ24
18メッシュに比べ目が細かく強度にも優れている。
マジックネット
銀黒マジックネットは、ブラックのポリプロピレンネットの外側にステンレスの特殊加工を行い太陽光線を乱反射させ、内側が黒、外側が銀色の特殊加工をしたネットです。
室内からは景色がスッキリ見え、外からは室内が見えにくい優れもののネットです。
グラスファイバー
ガラス繊維(グラスファイバー)をポリ塩化ビニルでコーティングした網です。グラスファイバー網の特性として熱に強く、タバコの火でも穴が開いてしまうことがないほどです。また、網自体の強度もポリ塩化ビニルで被覆されているのでポリプロピレン網の2倍ほどありタルミ・ホツレ・巻きぐせがないので非常に張りやすい製品です。そのため特に海外では最も一般的に普及している網です。また落ち着いた色合いで美しく、網としては高級品といえるでしょう。耐久性を考えると費用対効果も高くオススメの網です。
ペットディフェンス
国内の合成繊維生産量の約半分を占めており、世界的に見ても大変多く生産されている繊維です。ナイロンに次いで強度・摩耗に非常に強く、弾力性のある素材です。その素材を使った網で、ポリプロピレン製のネットに比べて強靭で、猫ちゃん・ワンちゃんなどの引っ掻きでは簡単に破れないネットです。ポリプロピレンの網と比べると厚みがあるので丈夫です。
ブラック50
虫が侵入できない網目のサイズ。
ホコリが付きにくく、十分な風通しを得ることができます。ご家庭以外の小さな虫が 侵入すると品質面、衛生面で問題が発生する工場や飲食店などでもお使いいただけます。
ステンレス
ステンレス網はなんといっても丈夫で長持ち、15~20年使っている方もおられるぐらい長寿命。汚れがつきにくいので、風通しの良い状態が長く続きます。ペットを飼われているかたの多くはステンレス網を選ばれます。その他の網よりも明るく感じることも多いです。もちろんステンレスの特徴として錆びにくいというのもあります。価格が高いので、一般的には普及していませんが、「強度と耐久性を考えるとステンレスで。」という選択になるシチュエーションは必ずありますね。